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 国語力の重要性

 10年程前、私が国語脳トレーニング教室を開設したのは、英語教室で小学生のレッスンをしていて、

あまりにも子ども達の日本語の語彙力、発想力、思考力などが乏しいことに気づいたからです。母語での

それらの力がなければ英語どころではない、と実感し、何とかしなければ!と思いました。

そこで、いわゆる学校の教科の「国語」ではなく、様々な方向から母語をとらえ、それらを上手く活用

する力を養えるように「国語脳トレーニング」としてレッスンを始めたのです。

発想力、表現力、論理力、思考力、そして発話力などが身につくので、しっかりトレーニングを受けた

小学生達は、国語だけでなく他の教科も得意になります。言葉に関しても、それらの力が身についていれば

あとは、英語を勉強しようが、ドイツ語やフランス語を学ぼうが問題はありません。その言語や言語ルール

を覚えれば良いだけです。でも、もし逆にそのような力が無いと、いくら言葉そのものを覚えても、実際に

それを活用することが出来ないのです。

 この度、国立大学協会入試委員会は、2020年からの大学入試改革について、国立大の全受験生に国語を

基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の計2種類の記述問題を課す方針案を出しました。

知識量だけでなく、思考力や判断力、表現力などを問う入試をめざし、現大学入試センター試験に代え、

新共通テストとして議論が進められています。

「複数の素材を編集、操作し、自らの考えを立論し、さらにそれを表現するプロセスを評価できる問題」

という入試委員会の表現がありましたが、これにしっかり対応出来る力は一朝一夕には身につけることが

出来ません。

「国語力」の重要性を話しても、英語を習わせている保護者から、国語は日本語だから・・と言われたり

してもどかしい思いをしてから10年。

現在小学生のお子様をお持ちの若い保護者の方々の意識もこれから変わってくればいいな、と思います。