小学生の頃からずっと大切にしているものがあります。
ルノワールの「シャルパンティエ夫人とその子どもたち」の
絵が表にある、折りたたみ式のコンパクトミラーです。
誕生日でもクリスマスでもない時に、母から貰った物で、
当時は、ちょっと大人っぽいなと思いながらも
だいぶ背伸びをしてそのミラーを持つことが嬉しく
とても大事にしていました。
それが、私が初めて触れた「ルノワール」。
そしてその後、中学生の時、子供部屋に初めて飾った絵も
なぜかルノワール。もちろんレプリカですが、
「読書をする少女」も大好きな絵でした。
全くアートが分からない私ですが、やはり、子どもの頃から
何となくいいな、と感じていたものというのは
大人になっても好きなのだと思います。
本日は、福島県立美術館に初めて訪れ、
ポーラ美術館コレクションを見て参りました。
モネ、ルノワール、ピカソ、セザンヌ等、数多くの貴重な
作品が並んでいましたが、やはり一番印象に残ったのは
ルノワール。「レースの帽子の少女」は撮影もOKという
こともあり、とても人気でした。
今でも現役でずっとバックの中に入れて持ち歩いている
40年大切にしているコンパクトミラー。
大人になるとまた違う愛着があり、母に感謝しながら、
これからも一生大切に使っていこうと思っております。
断捨離が大きく勧められている今、このように
大切にしたい物がある、というのも幸せなことですね。