コミュニケーションの研修や講義の時に
必ずお話しする「伝える」と「伝わる」の違い。
自分が伝えたと思っても、お相手がその意図や
思いの通りに受け取ってくれなければ「伝わった」
ことにはなりません。
人はそれぞれ、価値観があり、そして生まれてから
現在に到るまでに得た数え切れないほどの経験があり、
それに基づく思考や信念があるのです。
更には、視覚優位の方、聴覚優位の方、
身体感覚優位の方・・といますから
本当にしっかりと全て伝わる方が奇跡なのかもしれない
と思ってしまうことさえあります。
ただ、伝える側としては、やはり可能な限り
伝わるように努力しなければいけませんし、
お相手は、自分の価値観とは異なるのだということを
初めから理解しておくことが大事です。
私自身もまだまだ難しいな、と思うことがあります。
どうして伝わらなかったのかしら、と不思議に思う
こともあります。
でも、その伝わらなかったという事実を認識し、
また次回のためにその反省を生かせるように
したいものです。
「伝わる」ように「伝える」。
とても難しいですね。