答えがない問題に対してどうするか

 小学校からの学校教育で、私たちはどうしても

正解を求めるような勉強を主にしてきました。

もちろん、答えがあるものに関しては、正しい答えを

導き出し、また、最低限覚えなくてはいけないものは、

丸暗記をするということも必要ですが、

社会で起こっていることは、答えが1つではないことばかり。

 昨日の続きのような内容ですが、

今の社会で生きていくためには、多様性を知り、

それらを理解することも重要です。

「ダイバーシティ」という言葉もかなり前から使われている

とはいえ、カタカナをちょっと格好良く使って、

それが大事だというだけではなく、個人レベルでも、

ものの考え方、感じ方、価値観が違う人たちといる中で、

どのように他人の立場や意見を理解し、どのように

自分の主張も述べられるようにしたらよいのか、

多様な見方が出来るようになる必要があるのです。

ここではそれが正解でも、別の場所では、それは

通用しないということもあり得ます。

 物事には、色々な見方があるのだということを

前提にして、答えがない問題に直面した時に、

自分の頭で考えて、判断し、行動していくことは

とても大切です。

そのためには、様々なことに関心を持ち、

自分がどう見られるか、ということより、

自分はどう見ていくのか、より良い自分になるため、

より良い社会に貢献するために、何ができるのか、

考える必要があります。

なんだかとても堅苦しく聞こえますが、

まずは日々の暮らしの中から・・。

親子、兄弟姉妹、夫婦だって、考え方や価値観が

違ったりするのですものね。

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