「鏡」を大切にする意味

 人は初めて自分の姿を鏡で見た時が自己認識の第一歩。

さすがにその時のことは覚えていませんが、

どの子にとっても、初めてのその衝撃的な瞬間は

驚きと興奮であることは確かだと思います。

以前テレビで、赤ちゃんがおそらく初めて見たのであろう

鏡に映る自分の姿に興奮して可愛らしい行動をとっていたのを

見たことがありますが、それほど衝撃的なのですよね。

 母はリビングにある鏡をいつもピカピカに磨いていました。

とても綺麗好きな母なので、鏡を磨くのは当たり前の日課の

ようでしたが、今思うと、とても素敵な習慣だと感じます。

それを見て育った私も、毎朝必ず洗面所の鏡を磨かないと

1日が始まりません。水滴の跡やくもりひとつない鏡は、

全てをクリーンに映し出します。

きれいな鏡を見れば、そこに映った自分の姿や

お部屋などを綺麗にしておこうという気持ちが自然に生まれ、

お部屋全体や空間もプラスのエネルギーに。

ですから、もし何だか心がどんよりした時や、

冴えないなと思った時などは、鏡をピカピカに磨いて

みましょう。きっとそれは、ただのお掃除ではなく、

あなたの心を磨き、プラスのエネルギーを吸収できる

良い循環の源になるはずです。

 そして、皆さまもよくお参りする神社にはなぜ

必ず「鏡」があるのでしょうか。

お参りする時には意識しないかもしれませんが、

実は本殿には基本的には「鏡」しか置いていない

と言われています。

何のためにあるかと言いますと、

それは、自分自身を見るためなのです。

 古来から日本人というのは森羅万象、あらゆるところに

神がいると信じ、そこから八百万の神と言われるわけですが、

自分の中にも神がいるという前提がありました。

神様に守られてはいるのですが、神社に行くことで

感謝の気持ちを伝え、同時に自分を鏡で見て、

自分の中の神性に気づくということ。

神性とは、心、精神のことです。

何気なく私たちは神社に参拝していますが、

日本の精神的土台を作ったところでもあります。

その中の大事なものの1つが鏡。

天皇陛下が皇位の標識として受け継がれている

三種の神器の1つも「鏡」です。

それだけ私たち日本人にとって鏡は大切なものなのです。

ですから、鏡はいつも磨いて綺麗にしていたいですね。

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