陰徳と陽徳

 「徳を積む」と人生が好転するとか、豊かになる、

幸せを生む・・などと言われますが、

何でも宇宙の仕組みで隠と陽がありますから、

「徳」にも「陰徳」と「陽徳」があります。

「陰徳」は人に知られないよう施す恩徳(広辞苑より)

「陽徳」はは世間によく知られるようになる徳行(広辞苑より)

どちらも「徳」で、善い行いなのですが、違いは、

簡単に言えば、見返りを求めるかどうかです。

「陽徳」は人に分かるように善い行動をとるので、

褒められるでしょうし、褒められたことで、

とても満足感を得ることができます。

でもそれは、時に他人のためのようで、

実は自分のため、自分が満足感を得るためになっている

ことがあります。

ですから、その時限りの徳になってしまいますが、

「陰徳」はその逆で、人知れず行う善い行為ですので、

その時に他人から褒められることはありませんが、

必ずその「徳」は積み重なっていきます。

そして自分の利益のためではなく、他人のため、

他人が喜ぶことをするという行為は、結果的には、

自分の幸せに繋がります。

善いことも悪いことも、全てブーメランのように

自分自身に戻ってくるのが世の仕組みだからです。

 「陰徳」を積むと言うと、とても大げさなことの

ように聞こえ、人から見えないところで、とても

立派なことをしなくてはいけない、と思われがち

ですが、そのようなことは全くなく、

日々の生活の中で、自分のできることを

積み重ねていけば良いのです。

 たとえば、先日のブログで書きましたように、

この世に生を受けたことに感謝するとか、

身の回りの物を丁寧に扱う、

常に感謝の気持ちを持つ、

自他への思いやりの心を持つ、

時間を大切に使う、

誠実でいる、

約束を守る、

寄付をする・・など、

他にもたくさんあると思いますが、

そのようなことを習慣的にできるように

していますと、自然に自分自身の心も豊かに

なってくるはずです。

できるところから「陰徳」を積み重ねて

参りたいですね。

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これから、暖かい春に向かい、時代とともに

私たちも変化していく時期です。

その中でできることを考え、行動に移していく

ことが大事な時です。

今回も月の初めですので、拙著「夢の音読」から

抜粋して、メッセージをお届けしております。

ご覧頂けましたら、嬉しいです。

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