10年目の「祈り」

 日本人は古来より「祈り」とともにありました。

日照りが続けば祈り、大嵐になれば祈り、

疫病が流行れば祈り、そして人々の生活の中で

五穀豊穣や無病息災を常に祈りながら

命をつないで現代に至っています。

 私たちは宇宙、自然の一員でありながら、

大自然による災いを前に抗うこともできず、

無力さを覚えます。

それなのに自然を大切にすることを忘れて、

便利さだけを求めてきてしまっている

現代の私たちに、自然は大きく訴えかけている

ようにも思えてなりません。

そして「祈る」ことの大切さもまた意識が薄れ、

情報収集ばかりに気をとられている傾向がある

私たちは「祈る」ことを宗教的だと勘違いしては

いけません。

 健康上でもお仕事上でも、困難に直面している

方々を祈り、他人の幸せや安寧を祈るということは

誰でもあると思います。

そして失った命とともに今ある命を大切に思い、

祈るということもあるはずです。

日本中が「生きる」ということ、「命」というものを

深く考えるきっかけになった東日本大震災。

先月、改めて当時を思い起こさせるような

大きな地震がありました。

日本人として、人間として、決して忘れてはいけない

ことを振り返る10年の節目。

命を全うすることに対して、どのように向き合い、

どのように過ごしていくのが良いのか。

コロナ禍でもあり、生き方そのものを考えさせられる

2021年です。

 大経営者である松下幸之助さんが、かつて、

「祈りは、自分の心を清純にして、小知小才に頼らず、

素直に、与えられた自分の生命力を完全に生かしきる

ために行うのだと思います。」と仰っています。

与えられた命を大切に、愛と感謝でその生命力を

生かしきれるよう「祈り」を捧げる日にいたしましょう。

 明日は決して忘れられない 3月11日。

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