教育

 自然の流れに身を任せる

 久しぶりに鴨長明の「方丈記」の冒頭部分を

読みました。

本日行った小学生の国語脳トレーニングレッスンで、

新しい音読暗唱文として使用したからです。

枕草子、竹取物語、奥の細道、学問のススメ、

雨ニモマケズ、論語、春望など・・様々な素材を

暗唱しますが、やり終えると「次は何?」と

皆、ワクワクと目を輝かせて、次の文章を手にします。

古典は表現も難しいですし、意味の解説はほとんど

しませんので、小学生にとっては覚えるのも大変かと

思いきや、どんどん面白いように暗記していきます。

 一度覚えたはずの私は少し時間が経つと忘れて

しまっているので、私にとっても良いトレーニング。

でも、古典の言い回しは、意味が分からずとも、

本当に美しく、身体に染み入るような気がします。

でも、方丈記の冒頭、

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶ泡沫は、かつ消え、かつ結びて、久しく

とどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と

またかくのごとし。」

こちらは、大人であれば、比較的分かりやすい文章です。

「流れ過ぎていく河の流れは、途絶えることなく、

それでいて、もとの水ではない。よどみに浮かんでいる

水の泡は、一方では消え、一方では形ができたりして、

長い間、そのままとどまっていることはない。

この世にいる人と住む場所は、またこの(流れと泡の)

ようである。」

 まさしくそうだなと改めて思いました。

鴨長明は、無常感を表しているのですが、

流れに逆らわず、その流れに身を任せ、この世が

儚いものであっても、また災害や大きな困難にあっても、

(方丈記は災害文学とも言われています。)

本当の幸せは、自分の心の中にある、ということを

忘れず(昨日のブログ「幸せの基準」に少し結びつきますが)

大切なのだと感じます。

 そして驚いたことに・・

朝忙しくて開けられなかった拙著「夢の音読」を

先ほど開きましたら、ちょうど今日11月30日の部分は、

「時には流れを身に任せて」というタイトル!

 今の私に必要な言葉なのかもしれません。

 

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 心で覚える!?

 国語脳トレーニング教室に通っている女の子が、

お母様に「どうやって、そんなにたくさんの文章を

覚えているの?」と聞かれて、答えた言葉がこれ。

「心で覚えているの。」

「え〜〜〜〜っ!?!?」と衝撃的でした。

国語脳トレーニング教室では、必ず、

古文、漢文、明治文学作品などを沢山暗唱するのですが、

皆、面白いように覚えていき、そして皆、

暗記が得意になった、と言います。

ですから、他の教科で暗記の必要があるものは、

すぐに覚えてしまうので、何か頭に記憶するやり方を

自分なりの方法で習得するのかな〜と思っていました。

ですから、「心で覚える」と言われて、

頭で覚えるのではないということに驚きと感心。

そして、これは、綺麗な文章だからなのか、

別の記憶するものとは異なるのか、それとも全て

そうなのか、今度またさりげなく聞いてみようと

思います。

 歳を重ねるにつれ、何につけても柔軟性というものが

衰えてくるため、新しいことを覚えるのにも、

感覚をフルに働かせるようにするのにも、

だんだん難しくなってきますので、

心で記憶していくことも、難しそうです。

嬉しいとか悲しいという感情ではなく、

あくまでも文字を覚えていくものですが、

でも、今度私も、その「心で覚える」というのを

意識しながら暗記してみようかなと思っています。

子どもから教えてもらうこと。

相変わらず沢山あるので、嬉しい限りです。

 

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「インクルーシブ教育」のこれからを考える

 インクルーシブ教育とは、簡単に言うと、

子供たち1人ひとりが多様であることを認め、

障害がある子もない子も、通常学級で、

共に学べる教育のことです。

でもそれが簡単にはいかないから、学校の先生方も

理想の教育と学校の体制、社会の教育システムの間で

悩まれたり、試行錯誤をされているのだと思います。

 本日は「インクルーシブ教育」のこれからを考える、

というテーマの学校の先生方のお勉強会にお招き頂き、

私の立場から、お話をさせて頂きました。

私自身、以前、小学校の特別支援学級にボランティアで

支援のお手伝いに行っていたことがあり、とても

考えさせられることが沢山ありました。

そこから離れて何年も経ちましたが、

支援が必要な子たちをとりまく環境はあまり変わらず、

これからの社会はどうなるのだろうかと危惧するほどです。

 学校は、社会の縮図であるとも言われています。

10年後、20年後にどういう社会を作っていくか、

ということを学び、考える場でもあります。

そこに排除はあってはならず、共に生きる場でなければ

ならないはずなのに、それが難しい現状があるのは、

社会の一員として人ごとではないように思うのです。

国にはトライアングルプロジェクトと言って、

家庭・福祉・教育を強く連携させていく体制を

考えているようですが、それが理論上だけでなく、

現実味を帯びて欲しいなと思います。

 そして、私たち個人ができることと言ったら、

やはり、自分を認め、他人を認めて、

「自他共に思いやりのあるコミュニケーションをとる」

という私が最も大事にしていること

なのではないかと思うのです。

 

 

 自分で答えを出す喜び

 時々、中高生にも国語を教えることがあるのですが、

日本語も本当に難しいなと思います。

もう英語どころではないような気もしてくるほどです。

小学生向けには、それで国語脳トレーニング教室を

始めたわけですが、中高生も本当は、もっともっと

日本語を磨いてほしいと思うのです。

私自身が、まだまだ言葉を駆使できていないと

感じることもありますので、大人であっても同じですね。

話が逸れてきそうですが、それで、高校生に

ある文章から150字ぐらいの要約にしてもらった時、

始めの文章がうまく書けず、何度も何度も練り直しを

していました。最初と最後の文章はとても肝心ですので、

ここがうまくいかないと中の文章も台無しになってしまいます。

いくつかの同じ言葉を使うのに、その組み合わせや構成、

表現の仕方によって、こうもニュアンスや伝わるものが

変わってくるのかと思うほど、言葉の使い方は

とても難しいのです。

レッスンの時間が限られていますし、あまり時間を

かけられないことから、あと一回作った文章で

うまくいかなければ、私が模範文を言ってあげると

伝えたその時、その子は、スパッと完璧な文を

作ることができたので、思わず拍手で喜びました。

教えるって、これなのですよね。

答えを教えるのではなく、

生徒が答えを自分で出せるように導くことができれば

それがベストです。

子どもに対してもそう。全て答えを教えてしまっては

子どもは成長しません。

失敗しても、自分で考えて答えを導き出すことができれば

たとえ時間がかかったとしても、それは大きな一歩に

なるのです。

親は、伴走するだけ。

コーチとクライアントも同じですね。

クライアントが自分の中から答えを出せるように

コーチはそれを導くだけ。

自分で答えを出すということは、とても重要で

意味のあることなのだと改めて感じました。

それができた時はとても嬉しいですしね。

 

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 人としての価値を大切にする

 本日は、朝早くから盛りだくさんの1日でした。

最後は、様々な分野で活躍されている方々が集まり、

それぞれのフィールドでどうやって世の中を

よりよくしていくか、ということを考え、

話し合う場にお誘いを受け、参加させて頂きました。

皆さまが共通していたのは、ご自身がお仕事をされるのに、

どんなに大変なことがあっても、幸せを感じられて

いること。

そして、世の中のために動かれていることです。

でも、どんなに理想を高く持っても、社会のシステムや、

世の中の偏見、価値観の相違により、

もどかしい思いしたり、うまくいかないことも

たくさんあります。

世の中のシステムを変えたり、政治を変えたり、

考え方を変えたりするというのは

個人の活動には限界があり、

とても難しいので、私たちは、

自分ができることからコツコツと積み上げて

いくことが大事になってきます。

日本は、まだまだ組織という存在が大きくて

「個」に価値を置くことが薄いように思います。

そして数字や結果に振り回され、

そのため、本来の目の前の大切なことを見失い、

生まれたばかりの子どもからご年配の方々までの

本来の価値、尊厳を大事にしていなかったりします。

社会も、個人レベルでも、

まずはそれぞれの人としての価値を大切にすることで、

そこから福祉、文化、教育が発展し、

世の中が明るくなってくるのではないでしょうか。

私が大事にしたい「自他共に思いやりを持てる世の中」

というのも、そこから繋がってくるように思います。

 

 

 自分を認める

 本日は、楽しみにしていました磐城緑蔭高校での

2年生に向けての授業。

英語科の先生方が、大切な授業枠を下さり、

私が、英語ではなく、「心のあり方」について

お話させて頂きました。

特に、昨日のブログでも触れました拙著

「自分を知ると うまくいく」の中の

本当に私が伝えたい「To be」ありたい自分を

大事にするということを10代の子たちに

お話できましたのは、嬉しい限りです。

 自分を認めるってなかなかできないこともあります。

人間、色々な感情が入り混ざっていますから、

こんな私は・・私なんて・・と否定的になることも

あるかもしれません。

でも、それもこれも全て自分。

嬉しい時も悲しい時も、楽しい時も辛い時も、

頭で考えるのではなく、心でしっかりと感じて、

受け止めて、今感じている感情を味わい尽くすのです。

そういう習慣を身につけていると

だんだん色々な感情を、素直に受け入れることが

できるようになってきます。

そして、自分が本当に大切にしたいこと、

価値観や信念を確認して、自分自身を認め、

自分自身を大切にすることができると、

周りの人たちを認めて、大切にするこができます。

 50分の授業はあっという間。

まだまだ伝えたいことはいっぱいです。

 

 繰り返しを楽しむ。そして覚える。

 何かを習得するためには、何にしても

反復、繰り返しが需要です。

どうしたって、そのままにしていたら、

せっかく習ったもの、一度は覚えたもの、

見たもの、聞いたもの、すぐに忘れてしまいます。

それを自分のものにしたいのであれば、

大人であれ、こどもであれ、復習、反復は必須です。

 本日、久しぶりに2歳の女の子と遊ぶ機会がありました。

もう可愛くて、可愛くて、こんなにも無邪気になれるものかと

幸せな気持ちになります。

そして、彼女と遊んでいると、

何か1つ面白いと感じたことがあると、

本当に飽きずに、何度も何度も繰り返すのです。

これだわ!と思いました。

大人になると私たちは忘れてしまいます。

「繰り返しを楽しむこと。」

何度も何度も繰り返す。

相手がどう思うかなんて気にせず、繰り返す。

そうすると学習し、いつのまにか身に付けているのです。

好きなことなら、繰り返しは苦になりません。

でも好きではないことの繰り返しは

気が重く、なかなか復習までできないから、

覚えも悪かったりするのですね。

そういう時はむりやりでも、その中に楽しみを

見つけること。

この繰り返しを楽しむことで、学習速度が早まり、

覚えることを定着させられるのです。

 2歳の女の子の何でも真似をする行動。

楽しみながら繰り返すこと。

そしてたくさんのことをどんどん覚えていくこと。

本日は、彼女の愛くるしい姿から学びがありました。

 学んだら必ず復習を

 英語教室を始めた時から、生徒さんには

予習よりもまずは復習を!と何度も何度も

言ってきました。

習っていないことをやるのに多くの時間を掛けるより、

習ったことにその時間を費やす方が、確実に定着します。

 これは、学生の勉強だけでなく、大人の私たちも同じ。

他の方から教えて頂いたことでも、

自分自身で学んだことでも、

知識の他に、日常的なこと、生活に関わることまで、

全て、何度も繰り返すことで、身についていくのです。

 大人になると、忙しくて時間を取れないことを言い訳に

一度やったら、あるいは、一度知ったら、それでおしまい、

と放ったままにしてしまいがち。

私もそのままにしてしまっていることも多々ありますので、

自戒を込めてですが、やはり、レッスンにいらして下さった

大人の生徒さま方にも、レッスンから離れても、

常に意識して、日常の中で、ご自分の身になるよう、

心がけて頂きたいな、と思います。

 昨日のブログの話にもつながりますね。

自然体で美しく立ち居振る舞いができるのは

一回学んだだけでは難しく、日々の意識の積み重ね。

意識を変え、習慣を変えていくと、

どんどん理想の姿に近づいていきます。

 知識を身につけて、お仕事に役立たせたい。

ポジティブマインドにして、より良い人生にしたい。

学んだことを生かして、家族を幸せにしたい。

それぞれ、様々な理想の姿があると思います。

ですから、どんな小さなことでも、学びがあれば即復習。

そうやて、自分自身をより豊かにして参りましょう。

 折れない心を作るレジリエンス(Resilience)

 本日は朝からフルコースのように盛り沢山な1日を

過ごしました。

英語レッスンに始まり、日本語レッスン、

ヴォイス&スピーチレッスンとレッスンが続き、

最後に夕方は講演会へ。

今、ご著書『世界最高の子育て』で話題の

ボーク重子さん。

講演会の前に30分ほどお話をさせて頂き、

とても有意義な時間を過ごしましたが、

ご講演もとてもパワフル。

しばしうなずきながら、聞いておりました。

 米国トップスクールに共通する教育法。

・自分の頭で考える力

・自己表現力 ・コミュニケーション力

・やり抜く力 ・回復力

などを身につけるためには、家庭ではどうしたらよいか、

というお話。

なかなか日本人には難しい力ばかりなのですが、

どれも大切です。

そしてこれから2020年から大きく教育や受験体制が変わっていく中、

不可欠な力でもあります。

中でも、何年も前から私が着目しているのが「レジリエンス」。

「精神的回復力」や「弾力性」などと訳されますが、

どのようなことが起こっても、予期しない出来事に直面しても、

それをしっかり受け止め、困難な状況に対して、ポジティブに

向き合い、弾力性のある精神で対処していく力です。

しなやかな心、折れない心を持つためには、

このレジリエンスがとっても重要になってきます。

これからの子どもたちも、大人になった私たちも、

このレジリエンスは大事なのだと改めて感じます。

私自身は、子育ては終わってしまいましたが、

本日、ボーク重子さんとお話できましたことは

私にとってまた色々と考えるよいきっかけになりました。

頑張ります!!

 信頼関係を築くには

 全く私のレッスン計画通りにやらない生徒がいました。

まるで、私を試すかのようにわがままを言うので、

本当に私にとって、週一回のその時間は試練のようなものです。

でも、私が、ここだけは曲げない、と固く決めたことは3つ。

 レッスン中、その子を楽しませるけれど、必ずその中に

秘かに学びがあるようにする。

 目線を下げて、その子と同じレベルで、同じ気持ちになって

笑ったり、驚いたりするけれど、師弟関係は保つ。

 その子の全てを受け入れる。

それから、8年。

お休みすることなく通い続けている中学生の彼女が

今日、言ったのです。

「毎日ここに来たい!」と。

今では、学校のこと、家では言えないこと、何でも

話してくれます。

私は英語しか教えていませんが、全ての教科の成績を

聞かなくても、報告してくれます。

「先生、厳しくなった〜!!」と言いながら、

私の出す課題を必ずやりこなします。

 そこには、本当に「信頼関係」が出来たなあ、と

感じるのです。

 同じ波動の人、同じ感覚の人との信頼関係を築くのは

そう難しくはありません。

でも、考え方、価値観が違う人とも信頼関係を築かなくては

いけない場合もたくさんあります。

そのような時、まず第1にすることは、やはり、

お相手を、全て受け入れること。

認めなくてはいけない、ということではなく、

良くも悪くも、「そうなんだ」と受け止めるということ。

そこから、次第に、お互いの歩み寄りが始まっていくのです。

時間がかかっても、でもいつか必ず、

お互いを尊重できる時がくるはず。

「受け入れる」こと。大切です。