チョコレートの原料となるのは「カカオ」の果実。「カカオ」はアオイ科の植物で、ハイビスカスや
オクラの仲間です。小さく可憐なお花を咲かせますが、わずか1〜3%のお花が虫を介して受粉し、
「カカオポット」とよばれる果実を実らせます。この「カカオポット」の殻を割ると、中には乳白色の
瑞々しい果肉と、それに包まれたカカオ豆が入っています。
本日は、サンフランシスコ発祥で、台東区蔵前にあるチョコレートショップ『ダンデライオン』で
初めてカカオフルーツスムージーを頂きました。乳白色でトロピカルフルーツのような爽やかな甘さに
びっくり! チョコレートの味とは全く異なりますがとても美味で、この果実の甘さ(糖分)が最終的な
チョコレートの風味に対してとても重要なのだそうです。
『ダンデライオン』は、カカオ豆を育て、発酵させ、乾燥させている生産者の方々との時間と場所を
共有することを大切にし、シングルオリジンという単一種のカカオ豆とケインシュガーだけを素材として
作っている世界でも数少ないお店の1つです。併設のカフェで、スムージーの他にもホッとチョコレートや
ブラウニーなどを頂き、チョコレート好きの私はもう大満足。
熱帯で生きる野生的で神秘的な植物「カカオ」。大地の恵みを吸収し栄養をたっぷり蓄えた「カカオ」
が、豊かで深い味わいを生み出し、私たちを魅了しているのです。
「カカオ」の学名は「テオブロマ・カカオ」。テオブロマは、ギリシャ語で、神々の食べ物という意味
です。今日は奥深いチョコレートに出会い、益々チョコレートが好きになりました。