気温が低くなって参りました。輝く星や月の光が一層美しく見えるのは、冷たい空気のためかしら・・
と思いながら今夜も夜空を眺めましたが、それもそのはず、本日は二十四節気の「立冬」。
暦の上では、もう冬なのですね。
七十二候では、「山茶始開(つばき はじめて ひらく)」。
山茶花(さざんか)が咲き始める頃のことです。
山茶花はツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。 もともと中国ではツバキ科のお花を総じて「山茶」という
らしく、山茶花のお花が椿によく似ていたため、混同されてその名が付けられたようです。
椿とは異なり、花びらがはらはらと一枚ずつ散っていく様子は儚いのですが、それでも、お花の少ない
この時期、綺麗な色合いで、冷たい空気の中、沢山のお花を咲かせますので、そこだけがふっと華やぎ
ます。
春の桜の淡いピンク色も好きですが、力強い濃いピンク色の山茶花も、生命のエネルギーを分けて貰える
ような気がして魅かれるお花。お庭の木の下で立ち止まっては眺めています。