相手の程度や状況を考えて、扱い方をほどよく加減すること。
寛大に扱うこと。 それが「手心」。
(明鏡国語辞典より)
これは、どのような場合、間柄でも、大切にしたい心です。
お相手のことを構わずに、自分の言いたいことだけを
言い続けたり、勧めたいものを強く勧めたり、
押し付けたりするのは、プライベートでもビジネスでも
好ましくない関わり方。
相手のことを思っているようで、やはり自分側に都合の良いように
感じられると、それだけで気持ちのすれ違いや、
間に壁が出来てしまいます。
でもお互いに、ちょうど良い「手心」「さじ加減」があれば、
コミュニケーションも上手くいき、その関係も変わらずに
ずっと良いお付き合いが出来るはずです。
自分本位に考えず、自分を理解してもらおうとするのではなく、
常に、お相手のことを先に理解しようと努め、
その状況や、その時の感情を考慮しながら、
より良い関係を保っていくことは、とても大事ですね。
そうすると、たとえ暫く関わりがなかったとしても、
またお会いした時に、スムーズなコミュニケーションをとることが
出来るのです。
そして、常に感謝の気持ちも忘れずに・・。