もし人生、良いことばかりしか起きないのなら、
それは楽かもしれないし、幸せに見えるかもしれませんが、
良くないことが起きた時こそ、
人間力が磨かれ、人の痛みも分かり、
その経験を良いことのために生かす術を身につけ、
人としての器もそれまでよりも大きくなるのです。
病気になれば、健康であることの有り難さが分かり、
仕事を失えば、今まで得たエネルギーの対価に感謝し、
別れを経験すれば、人とのご縁を深く胸に感じ、
人はそうして歳を重ねていくわけですから、
何も悪いことを経験しなかったとしたら、
人としての半分のことしか理解することが出来ないで、
一生が終わってしまいます。
でも普通は必ず両方を経験するもの。
前にもお伝えしましたが、世の中は陰と陽、天と地、
表と裏、右と左・・必ず両極あるのです。
ですから、今ある状況から何を学び、それをどのように
良い方向へ変えていくかということを考えられる
チャンスを有り難く思い、
あとは目の前にあることをするだけ。
そして、苦しい時ほど、もがかず、時に委ね、
ほんの少しでも良いことがあったなら、
心の底から感謝をし、謙虚な気持ちで、
また目の前のことに一生懸命取り組んでいくと、
また周りの状況、とりまく環境、出会う人、
得られる新しい情報などが変わってきます。
自分だけが悪いことばかり起こる、と思うのは
ただ良いことに気がつく感度が低いだけ。
誰にでも、良いこと、幸せなことは周りに
たくさん転がっているのです。
それを拾えるか拾えないかの問題です。
今日ランニングをした私は、相変わらず
まだ思うようには走れず、苦しいばかりでしたが、
気温が低い中でも風が全くなかったのが幸せ。
有り難く走ることができました。
幸せの沸点が低いと、幸せもたくさんです♡