「慈・悲・喜・捨」4つの心と「徳」

 自分が善くなりたいためだけの徳積みは

偽善であり、結局は自分のためにはならなく、

ただ愛を持って行ったことが、結果、徳を積む

ことになっている人の人生は豊かになります。

 友情を大切にし、他者へ楽しもみを与える心。「慈」

苦しんでいる人、困っている人を見ると放っておけず、

優しい手を差し伸のべようとする心。「悲」

他者と、喜びや楽しさを分かち合う心。「喜」

他者に対して偏った見方をしない平等で冷静な心。「悲」

お釈迦様はそれらの心を育てることが

幸せにも繋がると仰っていました。

結果を気にしながら行動するのではなく、

思いやりの心で自分のできる範囲で徳を積むというのは

とても大切なことなのだと思います。

 今、外出自粛生活で、直接人と関わることが

とても少なくなっていますが、それでも、

お家の中で徳を積むことはいくらでもできます。

汚れているところをきれいにすることもそう。

物を大切にすることもそう。

周りの人の幸せを心から祈る。

悪口を言わない。

人を許す。

感情に振り回されない。

綺麗な言葉遣いをする。

口角を上げて穏やかな表情でいる。

礼をつくす。感謝をする。伝える。

色々できます。

全てを一気にやろうとせずに、できることから

少しずつやっていけると良いですね。

 本日、学生の頃からの友人にとても心暖まるメールを頂き、

その彼女の素敵な「徳」に嬉しくなりました。

そういえば、中学校の入学式の日、初めて話しかけて

くれたのも彼女だったわ、なんて急に思い出し、

彼女の優しさが変わらないことに感激します。

 今は大変なことや辛いことがあるかもしれませんが、

美しい笑顔でいられたら良いですね。

大切な人の幸せや豊かさを願うこと。

世の中の平和と幸せを祈ること。

一人一人の「徳」を重ねることは

今、とても大切なような気がいたします。

 

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