知恩・感恩・報恩

 「ありがとうございます。」「感謝します。」

という言葉を日常的にどのような場面、

良いことがあっても、辛いことがあっても、

使うようにすることの大切さというのは、

自己啓発の世界ではよく言われますので、

心がけていらっしゃる皆さまも多いと思いますが、

でも、頭では分かるのだけれど、どのようにしたら

いつでも感謝する気持ちになれるのか、ということが

分からないと言う方ももちろん沢山いらっしゃいます。

特に、自分にとって良くない出来事があった時など、

全然、感謝なんてできない、と思うでしょう。

 そのような時、とりあえず、形だけでも、

言葉だけでも、「ありがとうございます。」

「感謝します。」と発してみるのも1つの方法

なのですが、心の奥底では、全然有り難くないし・・

と思ったりもするものです。

そこで、本日は、仏教の教えの1つで、

「知恩」「感恩」「報恩」の3つの考え方を

お伝えしたいと思います。

「知恩」というのは、自分が周りに支えられて生きている

ということに気づくことです。

誰もが、自分1人の力で生きているのではなく、

周りの人やものなど、必ず何か支えられています。

その恩をしっかりと知り、それに対して有り難い

という思いが湧いてくれば、そこに感謝の念が生まれます。

それが「感恩」です。

自然に感謝の気持ちが湧いてきたら、もう後は、

その感謝の気持ちに報いるために、周りの方々に対して

優しくなれたり、思いやりを持てるようになります。

「報恩」ができれば、また更に、世の中に対しての

感謝の気持ちが湧いてくる・・という良い心の循環が

出来て、心も満たされてくるのです。

 世の中がものすごいスピードで動き、また変化している今、

私たちは新しい物ばかり目が行き、それが良いという

暗黙の価値観もあったりしますが、まずは「知恩」の心、

今まで受けた恩を知り、感謝する心も忘れずに

過ごして参りたいですね。

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