相手の気づきを促すには何が必要か

 親が子どもに対して、上司が部下に対して、

マネージャーが他のメンバーに対して、

教師が生徒に対して・・など、それぞれの立場で

しつけや指導、教授することがあると思いますが、

その際のコミュニケーションで大事なのは

まずは信頼関係を築くこと。これが土台にあると、

その次のステップとして、学びや経験、目標達成、

問題解決など、様々なことに取り組むことができます。

でも、それらが出来るようになるためには、

ただ教えるとか指導するというだけでは、

相手を伸ばすことは出来ません。

大事なのは、相手の気づきを促すこと。

そのために必要なのが「傾聴」や「質問」そして

「承認」です。

その中で今日は「質問」について少し書きたいと思います。

この「質問」の目的は相手の中にあるものを引き出すこと。

問題点を明確にしたり、考えを整理したり、視点を変えたり

することができますが、

全て「相手のための質問」でなければいけません。

ですから、やみくもに何でも問いかければ良いというのではなく、

相手に気づきが得られるようなものである必要があるのです。

でも日頃のコミュニケーションの中で、どのような問いかけが

多いかと言いますと、実は、自分が知りたいこと、

つまり「自分のための質問」になってしまうのです。

これは大きな違いです。

 相手に自ら学ぼうという意欲を持たせ、そこからの成長、

そして問題解決能力、思考力、判断力等を養うためには、

つまり、相手の中に本来備わっているものを伸ばすためには、

教えるとか、自分の思い通りに誘導するティーチングではなく、

相手を引き出すコーチングがとても重要になります。

その中で、相手のための質問を適切なタイミングで

投げかけて、気づきを促し、そこから行動に移せるように

してあげられると良いですね。

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