あれを学びたい、これをもっと知りたい・・などと
明確な好奇心があれば、いつでもすぐにそのことについて
調べてみたり、本を読んだりすることが出来ますが、
それ以外にも、ほんのわずかなきっかけで、思いがけない
新たな好奇心や学びのきっかけを得ることがあります。
本日は久しぶりにドイツ人女性への日本語レッスン。
2週間ほど一時帰国していらしたので、今日はドイツのお写真も
たくさん見せて頂きました。
彼女は、もともとフランクフルトにいた時は、あまりその街に
魅力を感じず、次に移ったシュトゥットガルトの方が好きだった
そうなのですが、日本に来て、改めてフランクフルトに戻ると、
新たな発見があったり、魅力を感じるところが沢山あった
のだそうです。一度外に出て、異なる文化(日本)を見た後に
自国を違う視点や角度から見ることが出来たのですね。
そして話が「ゲーテ」にまで及んだ時、今度は私の新たな
好奇心が・・。
ゲーテについてあまり知らない私は、彼女とのレッスンが終わると
書棚からまずは『若きウェルテルの悩み』をひっぱり出してみます。
でももう学生時代の文庫本なので、字が小さくて読みにくい・・。
せっかくのモチベーションが下がったわ・・・と思ったら、
パッと目に入ってきたのが『座右のゲーテ』。
13年前に出版された齋藤孝さんの本です。
買った時はさらっとしか読まず、それから全く
目に止まらなかったのに、今、もう少しきちんと読んでみたい
と思うのです。
学びのきっかけというのは何でもよく、思いがけないところに
転がっているもの。それを拾うかそのままにしてしまうかは
私たち次第。
常に好奇心を持ち、何歳になっても学べることは幸せなこと
ですし、いつまでもそのようにいたいと改めて思いました。