今はSuicaが主流で、切符をなかなか持つことはありませんが、
昔は、切符を手にすると、まず記載されている4桁の数字を
使って、必ず「10」を作る計算をしていました。
大人になっても、車に乗っている時は、子ども達とよく、
前の車のナンバーで、誰が早く「10」に出来るか競ったものです。
それは今、子ども達を乗せずに運転していても変わらない習慣に
なってしまっていて、何通りかの方法を早く思いつくと
1人で喜んだりしています。
例えば「2」「3」「4」「5」とあれば
2×5+(4−3)=10 あるいは 2×5×(4−3)=10
4−2+3+5=10 あるいは 4÷2+3+5=10
5−2+3+4=10 2×4+(5−3)=10
というように、様々なやり方が浮かびます。
もちろん数字によっては一通りでしか出来ない場合もありますが、
とりあえず、色々な方法を考えてみるのです。
これは、どのようなことに対しても同じ。
まずは、色々なやり方を試してみて、
これをやってみてダメなら、このやり方を、それもダメなら
あのやり方で・・と試行錯誤するのが良いのです。
もしかして上記の例のように、何通りも方法があるかも
しれません。どれが正しいということもなく、
自分にあったやり方を選べばよいだけ。
でも、色々と試さないでいると、1つの方法に固執して
行き詰まった時や、うまくいかなくなった時に、
柔軟に対応できなくなってしまいます。
今はこのやり方でやっているけれど、あの方法も良いわね、
と自分に余裕を持てると、周りの人へも柔軟に接することが
でき、お仕事も円滑に進むのです。
4つの数字をみると「10」を作りたくなる習性は、
今となっては、良いプチ頭の体操になっている私です。