年に数えるほどしかやりませんが、いつも、私自身が
とても満たされた気持ちになる「花育」授業。
本日は、市内の中高一貫校で行われましたイベントで、
その授業を担当して参りました。
参加者は、小学生から高校1年生まで。
男の子も、女の子も・・。
学年も違えば、タイプも違うそれぞれの子たちが、
思い思いにお花に触れ、思うがままに生けていきます。
同じ花材を使って、こんなにも異なる作品が出来るのかと
驚くほど、皆の「想い」がアレンジに込められ、また
その時の心の内が、そのまま反映されていました。
そして、出来上がった自分の作品を見ながら、
自分自身を見つめ直し、
また、他のお友達の作品を見て褒める、という
プラスのストロークは、皆の表情が豊かになる
とても有意義な時間。
私自身にとっても心に残る、そして、彼らに寄り添える
貴重なひとときです。
生(なま)のお花はいずれ枯れます。
だからこそ、今ある生(せい)を慈しみ、大切にする。
そういう命あるものから得るエネルギーは、私たちに
生きる力と安らぎを与えてくれます。
芸術性を求めず、お花そのものに心を置き、
自由に、思うがままにお花と対話し、感性を豊かにする
この「花育」。
これからも大事にしていきたいと思います。