お相手を尊び、礼をつくして振る舞うこと。
特に、お相手が年上、あるいはお年を召した方であれば、
この敬う姿勢というのは、とても大切です。
それは、たとえ弱い立場、また、
人の手を借りなければいけない状況になっているとしても
同様です。
でも、この弱い立場になられた時、
関わる方たちは、それでも同じように
礼をつくしているでしょうか。
それぞれが、多くの経験をし、喜びを得たり、
苦難を乗り越え、長い年月を経ていまがある、
と思うと、「お年寄り」と一括りにして言うのは
あまりにも安易であるように思います。
個人を認め、思いやる気持ちをもつ(愛を注ぐ)のは
赤ちゃんからご年配の方に対するまで、皆同じ。
そして、どなたに対してでも、思いやりと敬う心を持って接すれば
自ずとそこに礼(マナー)が出来てくるなかなと思うのです。
本日、体験レッスンにいらして下さった生徒さまが
介護職をなさっていることをお聞きし、
マナーは初めに形があるのではなく、
お相手を思う心がマナーという形になって表れているのだ
ということを、ご年配の方と接するという観点からも
熱くお伝え致しました。
敬いの心。大切にしたいですね。