自分で答えを出す喜び

 時々、中高生にも国語を教えることがあるのですが、

日本語も本当に難しいなと思います。

もう英語どころではないような気もしてくるほどです。

小学生向けには、それで国語脳トレーニング教室を

始めたわけですが、中高生も本当は、もっともっと

日本語を磨いてほしいと思うのです。

私自身が、まだまだ言葉を駆使できていないと

感じることもありますので、大人であっても同じですね。

話が逸れてきそうですが、それで、高校生に

ある文章から150字ぐらいの要約にしてもらった時、

始めの文章がうまく書けず、何度も何度も練り直しを

していました。最初と最後の文章はとても肝心ですので、

ここがうまくいかないと中の文章も台無しになってしまいます。

いくつかの同じ言葉を使うのに、その組み合わせや構成、

表現の仕方によって、こうもニュアンスや伝わるものが

変わってくるのかと思うほど、言葉の使い方は

とても難しいのです。

レッスンの時間が限られていますし、あまり時間を

かけられないことから、あと一回作った文章で

うまくいかなければ、私が模範文を言ってあげると

伝えたその時、その子は、スパッと完璧な文を

作ることができたので、思わず拍手で喜びました。

教えるって、これなのですよね。

答えを教えるのではなく、

生徒が答えを自分で出せるように導くことができれば

それがベストです。

子どもに対してもそう。全て答えを教えてしまっては

子どもは成長しません。

失敗しても、自分で考えて答えを導き出すことができれば

たとえ時間がかかったとしても、それは大きな一歩に

なるのです。

親は、伴走するだけ。

コーチとクライアントも同じですね。

クライアントが自分の中から答えを出せるように

コーチはそれを導くだけ。

自分で答えを出すということは、とても重要で

意味のあることなのだと改めて感じました。

それができた時はとても嬉しいですしね。

 

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