「半夏生」(はんげしょう)とは、雑節の1つで、
今年 2020年は 本日7月1日。
来年 2021年は 7月2日です。
以前は夏至から11日目頃とされていましたが、
現代では「天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日」
と定義されているようです。(Wikipediaより)
「半夏生」は古来から、農家の方々が、この日までに
田植えなどの農作業を終える日、とされていたのは、
「天から毒気が降る日」とも言われていたから。
この頃、天から降るものと言えば雨。「半夏雨」と言われ、
梅雨時期の豪雨などで、井戸水の水質を悪くしてしまったり、
濁流とともにん汚泥を流し込んだりしてしまうので、
井戸に蓋をするように・・とか、
半夏生の日に採れたお野菜などを食べないように・・
などという言い伝えもあったそうです。
「半夏生」の 半夏 とは、烏柄杓(からすびしゃく)
といわれる薬草のことで、この「半夏」が「生」える時期
なので「半夏生」と呼ばれるとか、
また、半夏生 という別のお花があり、そのお花が
咲く時期だからだとも言われています。
「半夏生」は7月初旬からお花を咲かせますが、
葉の一部だけが白くなって半分お化粧をしているように
見えることから「半化粧」→「半夏生」となりました。
いずれにしても、この時期に田植えを終えて
これから稲穂になるまで、立派に育っていくことを
願うのは、古来から日本人がとても大切にしていたこと。
自然信仰の時代から、この稲の生育がとても重要なのは、
お米は神様と繋ぐ大事な役割だったのからなのです。
私たちは何気なく、毎日ご飯を頂いていますが、
やはり「いただきます」という言葉には感謝の気持ちを
しっかりと込めて、丁寧に言いたいですね。
実は私、今年は My 田んぼを購入いたしました。
と言っても農家の方にお任せなのですが、
育てて下さる農家の方、そして天の恵みに感謝しながら、
収穫の時期を楽しみにしているところです。
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