日々私たちが様々なものを頂いて
「美味しい」と感じるのは、味覚が一番だと思われがち
ですが、実は味覚は「甘い」「しょっぱい」「苦い」
「酸っぱい」「うまい」を区別することができても、
「美味しい」と感じるのはわずか数%にしかすぎないと
言われています。残りは他の感覚が同時に働いてこそ
「美味しい」という感情が生まれるのです。
人間には味覚、視覚、聴覚、触覚、臭覚があり、
私たちはお食事を楽しむことができますので、
五感というのはとても大切です。
どんなに素晴らしい食材でも、不潔な空間で、
1人で寂しく発泡トレーのようなもので頂いたら、
美味しさも半減以下となるのは、想像できますね。
そしてまた、視覚的環境もとても大事で、
それを100%とすると、目の前のお料理はわずか5%、
食器や小物類が30%、周囲に見えるものが65%の割合で
それらから私たちに視覚的感覚の影響を受けます。
どれだけその食空間が大切かということなのです。
以前もこのことはブログに書きましたが、
本日とても久しぶりにテーブルコーディネートの
レッスンをして、改めて感じたものですから、
またお伝えしたくなりました。
昨日配信いたしましたYouTubeでも、私の普段のお食事の
ことをちらっとお話しいたしましたが、
手の込んだことはせず、いかに簡単に作って、
いかに美味しく見えるように盛り付けるか、そして、
視覚的環境を整えるかを意識するだけで、
美味しさは全く変わってきます。
最初にお話ししましたように、美味しいと感じるのは
味覚からはたった数%しか影響しないのですから・・。
テーブルコーディネートというと、とてもフォーマルな
テーブルだと勘違いされてしまうのですが、
そうではなくて、毎日の食卓で季節を感じたり、
会話を楽しめるようにほんの少し工夫することなのです。
すっきりしないお天気が続くような時は、
爽やかな感じのテーブルにしたり、食欲がなくなるような
時には、少しでも食欲が出やすいような雰囲気や
夏らしく元気が出るような雰囲気にするなど、
私たち日本人は特に季節を大事にしますので、
それを食卓でも楽しめると良いですね。
是非、少しそのことを意識して工夫してみて下さいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
YouTube『エクラの風』Vol.17 を配信いたしました。
様々なご質問から9つをピックアップして
お答えしております。
今回もパーソナルなことをお話ししておりますが、
よろしければご覧頂けましたら嬉しいです。→こちら
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『 夢の音読 』
~心が前に歩き出す 365日の言葉の花束~
Amazon・全国書店にて発売中!
Amazonはこちらから→☆