マスク姿だからこそ、より心のこもった挨拶を

 新型コロナウィルスの流行は様々な面で

大きな変化をもたらしましたが、コミュニケーションの

あり方も大きく変えてしまいました。

でも、変化だ、ニューノーマルだ、とは言っても

私たち人間としての本質は変わらないのですし、

逆に変えずに大切にしていかなければいけないのです。

原点に戻ったり、本当に大切なものを改めて見直して

大事にしていくことも考える必要があります。

 その中の1つが挨拶。

挨拶は社会生活の中で基本中の基本であることは

誰もが認識していることだとは思いますが、

その挨拶を心を込めてやっていますでしょうか。

この挨拶から人とのコミュニケーションがスタート

するのですから、ここでの印象の良し悪しが

その後の関わり方にも影響します。

 今は皆がマスク姿。口元が見えず、伝える視覚的情報も

伝わってくる情報も目だけになります。

もちろんお相手の目を見て話すというのは

マスクをしてようがしまいが、とても大切なことですが、

それだけでなく、やはり挨拶の言葉の意味も理解して、

それを意識して言葉に心を乗せることも大切です。

「おはようございます。」は朝早くから働く人を労う言葉で、

もともとは早朝に田んぼで働いている人に向かって

旅人が「朝早くからご苦労様です。」という意味で

声をかけたことからできたとも言われています。

「こんにちは。」は「今日はご機嫌如何でしょうか?」

「ありがとうございます。」はその有り難いことに

感謝の気持ちを込めること。

「いただきます。」は自分の命を長らえるために

他の生き物の命を感謝の気持ちでいただきます、

ということ。

「ごちそうさまでした。」はその命のエネルギーを

頂いたこと、そしてお料理を作ってくれた人に対して

ありがとうという気持ちを込めて。

 挨拶というのは、私はあなたの存在を確認しました

ということと、私はあなたの敵ではなく仲良くしたい

という気持ちを表していますので、その意味も知って、

その言葉を丁寧に使い、心を込めてお相手に

伝えなければいけません。

 最後に、江戸しぐさに「後引きしぐさ」

というのがありました。

お迎え三分にお見送り七分の精神です。

別れ際には特に丁寧な挨拶をして、お相手から

また会いたいと思っていただけるように心がけたいですね。

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