宇宙に思いを馳せて

 皆様も「ペンローズの三角形」や

「ペンローズの階段」→ (ウィキペディア)あるいは、

オランダの画家エッシャーのリトグラフで

「上昇と下降」という絵を一度はご覧になった

ことがあると思います。

「上昇と下降」は、不可能図形である

「ペンローズの階段」の影響を受けていて

その終わりのない階段が取り付けられた大きな

建物を描いています。

 「ペンローズの階段」というのは、

ライオネル・ペンローズ氏とご子息の

ロジャー・ペンローズ氏が考案した三次元では

実現不可能な不可能図形。

私も初めてそれらを見た時にはしばらく

その絵から目を離すことはできませんでした。

また、次男がエッシャーが好きでしたので、

以前はよくその錯覚リトグラフを一緒に見ていたことを

思い出します。

前置きが長くなりましたが、その「ペンローズの階段」の

ロジャー・ペンローズ氏はイギリスの物理学者であり、

先日2020年のノーベル物理学賞を受賞されたのです。

 今回のノーベル物理学賞は3人で、

ブラックホールの研究で大きな貢献をされた方々。

皆様も昨年、銀河の中心にブラックホールが実在することを

観測によって初めて撮影に成功したことはまだ記憶に

新しいことと思います。

その観測やペンローズの理論的な証明による貢献に対して

の受賞ですが、2018年に亡くなった理論物理学者の

ホーキング博士がもしご存命でしたら、同じように

受賞対象になったのではないかと、素人の私が

思うところです。

 私は文系ですし、物理のことなど全く分かりませんが、

人類という知的生命体を育む地球が宇宙の中に存在し、

私たち一人一人が、紛れもなく宇宙の一員であることは

確かなこと。

そこに自然界の法則、不変の法則があり、

私たちはその秩序のもとに生きていく必要があることは

老若男女、全ての人に共通することなのです。

 ですから、地球を愛し、人を愛し、与えられた命に

感謝しながら、今自分に出来ることを丁寧に

やっていくことが大切なのだと思います。

 素人には理解が果てしなく難しい宇宙理論を

提唱し続けていたホーキング博士も、

様々な素敵な言葉を遺していらっしゃいますので、

これからも語り継がれていくことでしょう。

その中の私の好きな言葉をご紹介しながら、

今宵も宇宙に思いを馳せてみようと思います。

 1つ、足元を見ず、星を見上げること。

 2つ、仕事を決して諦めないこと。

    仕事は意味と目的を与えてくれる。

 3つ、幸運にも愛を見つけることができたなら、

    その存在を忘れず、投げ出さないこと。

 

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