美しい敬語は 美しい心から生まれる

 マナーが単なるルールや形式なのではないように、

敬語も言葉ありきではなく、心あってこそのもの。

誰もが大事だと思っていて、他人と話をする時に

少しは気をつけようとする意識はあっても、

なかなか美しい言葉遣いとまではいかなかったり、

間違った言葉の使い方をしている場合が多々あります。

もちろん、たとえ言葉が違ったとしても、そこに

真心が込められていたり、思いやりの心が宿っている

のならば、お相手にその気持ちは届くはずですが、

でも、敬語をきちんと使えない人、という印象を持たれて

しまうこともあるのです。

「お名前を頂戴できますか?」という言葉。

時々耳にしますが、名前はあげる、渡すという物では

ありません。

「お名前を教えて頂けますでしょうか?」と言えば

良いですね。

また、丁寧さを心がけるあまり「お越しになられる」

とか「ご覧になられる」というように敬語を重複して

二重敬語にしている場合もよくあります。

「お越しになる」や「ご覧になる」でよいのです。

 マナー講座で敬語の確認をやって頂きますと、

意外と皆さま考え込んでしまいます。

尊敬語なのか、謙譲語なのか混乱してしまったり、

適切な言葉が出てこなかったりするのです。

でも、これは決して知識として身につけるものでは

ありません。

日常の中で日々、磨かれるものです。

先日もお話いたしましたが、日本語というのは

とても美しい言葉です。

お相手を思いやる言葉が沢山あります。

外国語を身につけるのも大事かもしれませんが、

日本人なのですから、基本の言葉遣いを知り、

慌ただしい生活の中でも、日々、感性を大事にして

自分を大切にすることで、お相手へのゆとりのある

心遣いを持つことができ、美しく正しい敬語を

使うことができるようになるのです。

 コミュニケーションを持つ上で、「尊敬の念」や

「思いやり」を大切にして、その美しい心を

言葉に乗せてお相手に届けるようにいたしましょう。

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