山笑う頃。私たちも・・

 私たち日本人は、古来から本当に自然とともに

生きてきていますから、四季のある日本の美しさを

大切にし、その移ろいを感じながら、様々な言葉で

表現しています。

「故郷や どちらを見ても 山笑ふ」という

正岡子規の歌にもあるように「山笑う」というのは

春の季語でちょうど今頃の自然の佇まいを表して

いますね。

今週末はまたお天気が崩れてきそうですが、そのように

一雨ごとに草木が芽吹き、生育していき、そして

新緑の眩しい山々がとても美しいことを「山笑う」と

言っているわけです。

 何があろうとも一喜一憂しないその変わらない

自然の摂理の中、それを大切にしていくということを忘れ、

人間は自然の一部であるという認識もないまま

何かに抗うことにエネルギーが向いているような昨今、

やはり私たちはこのように、新しいエネルギーに

満ちた自然の移ろいに優しく笑う山もあることを

思い出し、暮らしや生きるということそのものを大切に

していかなければいけないと思うのです。

 斎藤茂太さんの言葉に「一笑一若 一怒一老」という

ものがあります。

一回笑うと一つ若返り、一回怒ると一つ歳をとる

ということだそうです。

以前、笑うことの効能について書いたことがあるような

気がいたしますが、笑顔でいることはマナーの上でも

お相手に対する温かい思いやりの表現の1つでも

ありますし、自分自身の心や体にとっても、非常に

良い効果があり、幸せで健康的な状態を作るのですから、

常に眉間にしわを寄せていたり、必要以上に怒りの

感情を持ち続けることのないように、心掛けて

いきたいですね。

 山が美しく微笑む頃です。

私たちも笑顔を忘れずに過ごして参りましょう。

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