『閾値』とは「同種刺激感の差異などが感知できるか否かの境目、またその境目にあたる刺激の強さ。
感覚受容器の興奮を起こさせるのに必要な最小の刺激量。限界値。」のことです。(広辞苑より)
筋力トレーニングの時、5回、6回、7回・・とやって、10回で辛い、と思ったら、そこが閾値。
でも、そこでストップしてしまうのか、それとも、そこから後5回プラスして頑張ってみるかによって、
筋力アップの効果に差が出てきます。そして閾値を越えて、プラスα頑張ってみることの積み重ねで、
次第にその限界値が高まっていくのです。
これは筋力トレーニングに限らず、勉強にも通じるところがあります。同じ量の課題でも、それを
終えるのにどれだけの労力を必要としたか、閾値は人それぞれ。どんなに努力しても、努力の限界値は
人によって異なります。ですから、人と比べるのではなく、各々の閾値を知り、それを高めようと
意識することが大切なのです。
昨日より今日、今日より明日・・少しずつ努力値を上げていくと、いつのまにか、その繰り返しが
限界値を高めて、学力アップ、体力アップ、筋力アップなどに結びつくはずです。
とはいうものの、言うのは簡単、それを越える努力が大変。
なかなか勉強をする時間がとれず、自分についつい甘くなってしまう私。現状維持が精一杯なのですが、
筋力トレーニングの方は、トレーナーの先生が程よく厳しくして下さいますので、自分できついと思った
ところでストップできず、プラスαをやらざるを得ない状況が、結局は私の閾値を少しずつ高めていって
いるのだと思っています。有難いことです。
あの、もう限界!と感じた後のプラス5回。ここがポイントです。