私たちは何十年も生きていると、大なり小なり、幾度となく失敗を経験してきています。
そしてこれから何十年か生きるとなると、やはりまた色々な失敗をすることになると思います。
一生懸命やった時の失敗。自分の力が出しきれなかった時の失敗。ただただ不注意から起こる失敗。
様々ありますが・・でも、失敗してもいいのです。
今日の英語レッスンで、よく出来る中学生の女の子に、「問題、簡単だった?」と聞くと、
「簡単って言って、間違っているとやだから、難しかったって言っておく・・。」と言うのです。
私はいつも生徒さんに言います。
「間違ったっていいじゃない? ここで沢山やって、沢山間違えて、沢山身につければいいのよ。」
もちろん、テストではどれだけ正確に点数をとれるかが重要ですが、それまでのプロセスでは、沢山
トレーニングして間違えた分、自分の弱点も明確になり、沢山吸収できるのです。そして力がついて
いきます。
英語で外国の方とお話をする時も、間違ってはいけないと思うと、かえって萎縮してしまいますが、
間違っても何でも、どんどんお話するようにすればしただけ、スピーキング力は上達します。
人生も同じ。
失敗を怖れて萎縮していると、前に進むことはできません。
たとえ失敗しても、やり直せばよいのです。その方が、人生を豊かにし、世界が広がります。
失敗から学ぶことも沢山あります。
生徒さんに「沢山間違えていいのよ。」と言いながら、私自身に「失敗したっていいのよ。」
と言っているような気がしました。