人に何かをやって頂いた時、つい「すみません。」と言ってしまう日本人は少なくないのでは
ないでしょうか。
今日も外出先で、何かをお願いしていた店員さんに、「すみません。」と言っている方が
いらっしゃいました。
無愛想でいるよりは、もちろん何かを言った方がよいですが、感謝の気持ちを述べる時は、やはり
「ありがとう」あるいは「ありがとうございます」「ありがとうございました」ですね。
「すみません」は謝る時。お礼を言う時は「ありがとう」です。
国際儀礼、プロトコールの基本である気配りの三原則というものがあります。
その内の1つ、「相手に好感を与えること」は、その場、その時の適切なタイミングで
「ありがとう」「どうぞ」「ごめんなさい」をお相手に伝えること。
でもこの何ということはない簡単な言葉を言えない社会人が今、わりと多いというのも事実です。
レストランに入った時に、お水を持ってきて頂いた際や、お料理が運ばれてきた時にも「ありがとう」。
取引先でもお茶を出して頂いたら、ひとこと「ありがとう」。
どのような時でも、すんなりと、口から言葉を出すことが大事です。
ついつい言ってしまいがちな「すみません」ではなく、きちんと丁寧に「ありがとう」と言えるように
致しましょう。そして「どうぞ」「ごめんなさい」も忘れずに・・