「月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人なり。」
松尾芭蕉の『奥の細道』は、国語脳トレーニング教室でも
子ども達と幾度となく音読をします。
江戸時代、松尾芭蕉が弟子を伴い歩いた長旅。
その江戸深川から東北、北陸を巡って岐阜県の大垣までの
道中を記した紀行文『奥の細道』が
本日頂きました山形のお土産の羊羹にも記され、それだけで
訪れた方と同じ空気を味わえるような気がして、嬉しいものです。
旅。いいですね。
リフレッシュできるだけでなく、
視野が広がり、自分自身の世界も膨らみます。
日常とは異なる非日常の経験は、心の肥やしになり、一生の財産にもなり得ます。
かといって、なかなかゆっくり旅にも出られない状況であれば、
素晴らしい紀行文や、お土産話に耳を傾け、気分だけでも味わいましょう。
「月日は永遠の旅人のようなもので、行き交う年もまた旅人だ。」
羊羹のほどよい甘さが
私を300年以上前の世界へと誘い(いざない)ます。