娘でありながら、父親の講演会で話を聞いたのは、
生涯で2度目。本日はいわき市にて行われましたため、
私も足を運んでみました。
分野が全く異なりますので、専門的なところを直接、私の仕事に
生かすということは出来ませんが、子どもの頃から、
耳にタコが出来るほど、様々な話を聞いて育ちましたから、
今日はその延長線上で、興味深く聞いておりました。
その中で出てきましたキーワードの1つ「尊厳」。
最期まで人間らしい生き方をすることが大切だということを
父は常に言います。
でも、自己尊厳は誰にでも当てはまる考え方。
私なりの視点から、人の「尊厳」を考えてみますと、
人が尊いのは、何かが人より出来るからでも、才能が備わっている
からでもなく、「生きている」ということが尊いのです。
ですから、悩みや葛藤、失敗があったとしても、
良いことが全く無い、と思ったとしても、
必死で生きてきたということが尊いのです。
誰の人生でも
どのような人生でも
一生懸命生きてきたことに誇りを持ち、
そのこと自体が素晴らしいと思えるように自信を持つことが大切。
たとえ自信を失ったとしても、人と比べることなく、
自分らしくいられれば、自ずと光も見えてくるはずです。
一人一人それぞれが尊い存在であること。
それを、自分自身もお互いも認め、手を携えていけば
素晴らしい社会になっていくのではないかと思います。