ご褒美って、嬉しいものですから、
ついつい何かをした後に、ご褒美を自分に与えて
しまうのは、よくあることだと思います。
気の進まないお仕事や、時間のかかるお仕事がある時など
これを終えたら、よし!美味しいものを食べよう!
というように、ご褒美を設定しておくと、
やる気も湧いてきます。
でも、このご褒美設定、有効なのは
一回完結のお仕事の場合。
良い習慣を身につけたいなど、継続が必要な時に
見返りにご褒美を設定してしまうと、危険です。
それは、いつの間にか、ご褒美を得ることが
ゴールとなってしまい、せっかくのことが、
習慣として身につかなくなってしまうからです。
ダイエットをしようと思って、食生活を改善して
生活習慣も改めようとする時、
ご褒美があると、ご褒美が欲しいという理由で
やるようになり、ご褒美がなくなると、
継続が難しくなってしまいます。
それをやりたい、という目的がどこかにいってしまうのです。
ご褒美をモチベーションにするのではなく、
行動そのものに意味を見出し、
その成果そのものが、素晴らしいご褒美だと思って
良い習慣を身につけて参りたいですね。