「ありがとう」と言わない人はほとんどいません。
何かをやって頂いて、大体は普通、感謝の意を表します。
でも、当たり前になってしまっていることに対してとか、
あるいは自分が体調不良や、精神的に落ち着いていない
時などはどうでしょう。
そして、感謝する材料があったから感謝し、
材料がないから感謝しないというのではなく、
まずは、生きていることに感謝するぐらいの気持ちで
いることが大事です。
ちょうど読んでいた小説『アルケミスト』の中の
一節にこのようなものがありました。
「・・彼は、旅人たちが何週間も黄色い砂と青い空
だけの世界で過ごしたあと、なつめやしの木を最初に
見た時に体験する幸せを見るのが楽しかった。
きっと神は、人間がなつめやしの木をありがたく思う
ために砂漠を作ったのだろう、と彼は思った。」
試練があるから、それに耐えた後のありがたみが
わかり、苦難が襲ってきても、そこには学びがあり、
災難があれば、日常の当たり前に感謝することもできます。
自分が今、このように居られるのも、多くの方々に
支えられているから・・というように、普段から、
様々な「感謝」を見つけ、感謝が連鎖していくと、
自分自身も心癒され、周囲にもその波動が伝わります。
感謝はいくらしても、しすぎることはありません。
感謝するくせをつけるようにして参りたいですね。