感謝するくせをつける

 「ありがとう」と言わない人はほとんどいません。

何かをやって頂いて、大体は普通、感謝の意を表します。

でも、当たり前になってしまっていることに対してとか、

あるいは自分が体調不良や、精神的に落ち着いていない

時などはどうでしょう。

そして、感謝する材料があったから感謝し、

材料がないから感謝しないというのではなく、

まずは、生きていることに感謝するぐらいの気持ちで

いることが大事です。

 ちょうど読んでいた小説『アルケミスト』の中の

一節にこのようなものがありました。

「・・彼は、旅人たちが何週間も黄色い砂と青い空

だけの世界で過ごしたあと、なつめやしの木を最初に

見た時に体験する幸せを見るのが楽しかった。

きっと神は、人間がなつめやしの木をありがたく思う

ために砂漠を作ったのだろう、と彼は思った。」

 試練があるから、それに耐えた後のありがたみが

わかり、苦難が襲ってきても、そこには学びがあり、

災難があれば、日常の当たり前に感謝することもできます。

 自分が今、このように居られるのも、多くの方々に

支えられているから・・というように、普段から、

様々な「感謝」を見つけ、感謝が連鎖していくと、

自分自身も心癒され、周囲にもその波動が伝わります。

 感謝はいくらしても、しすぎることはありません。

感謝するくせをつけるようにして参りたいですね。

2024年4月
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