日々、同じように、いつものパターンで
生活していると、日常は当たり前のことであり、
深く考えることもせず、あるいは、
日常の行動が当たり前すぎて、
別のことを考えながらやっているということは
よくあることです。
本来はやはり、お食事の時は感謝していただく、
お茶やコーヒーでほっとできるのも有り難く、
お仕事をすることで、世の中の役に立てていると思うと
また、そのことにも感謝し、
親、兄弟、友人や同僚がいてくれるのも
有り難いわけです。
禅語で「平常心」とは、何事にも動じない、
ということではなく、普段の心を保つこと。
「平常心是道」は、日常変わらずに持っている心、
日常生活が、そのまま「道」でなければならない、
ということだそうです。
自分の道を求め続けるのは、
容易ではないかもしれませんが、
人生の幸福や喜びというのは、
日常の生活の中にあるもので、そこに心を置いて、
日常を無駄にせず、大事にすることが大切です。
日常を丁寧に生きるって、
簡単なようで、難しい。
当たり前に心を寄せて、
ありのままを大切に・・・。