無功徳(むくどく)

 功徳とは、善行に対する利益のこと。

無功徳とは、見返りを求めて良いことをしても

功徳は得られない、という意味です。(禅語)

人のために尽くすとき、 

人に親切にするとき、

見返りを求めずに行うのが本当の善行。

自分のためでなく、本当にお相手のことを思って

手を差し伸べたり、何かをして差し上げることが

大切です。

そしていつも言うように

自分のことは自分で満たすこと。

人のために何かをして差し上げるのならばなおのこと、

自分自身をしっかり満たしておいてからです。

そうすれば、見返りも求めないはず。

もちろん、ありがとうと言ってもらえたり、

やったことを認めてもらえたら、

嬉しいというのは誰にでもあること。

でも、それが目的になってしまっては

本来の善行にはなり得ません。

自分のことをしっかりと満たして

そして見返りを求めない愛で、

人のためになるようなことができたら良いですね。

 

 

 

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