「未知の窓」

 忘れないうちに、昨日の続きを書くことにしました。

「ジョハリの窓」についてです。

アメリカの心理学者、ジョセフ・ルフト氏と

ハリー・インガム氏が提唱したもので、

人間の心には、4つの窓があると言います。

「ジョハリ」というのはお気付きの方もいらっしゃるかも

しれませんが、お二人の名前を取って、つけられています。

 心理学の世界では、対人関係やコミュニケーションを

円滑にする方法を考えるために、よく使われているもので、

私も時々、コミュニケーションの講義などでも

これを説明することがあります。

 4つの窓とは・・

「開放の窓」自分も他人もよくしっている自分。

「秘密の窓」自分はよく知っているけれど

      他人には隠している自分。

「盲点の窓」他人はわかっているけれど、

      自分は分かっていない自分。

「未知の窓」他人も自分も知らない自分。

このように分類されています。

4つの窓をどの程度用いて人間関係を築いていくのか、

そのバランスが重要になってくるわけです。

 自分を知るという点では、

「未知の窓」を開けるのは難しいかもしれません。

「未知の窓」の中にあるもの。

それは、潜在意識です。

いつも顕在意識ばかりを重視していると、

何かやりたいことに対して、ブロックがあったり、

やめたいことに対しては執着があったり、

なかなか心の本質の部分を引き出せなくて、

本来の自分になれずに、苦しくなることも

あるかもしれません。

ですから、人それぞれが持つ潜在意識にアクセス

できるよう、常に、自分をないがしろにせずに、

感じる心を大切にするという習慣が大事なのです。

 日々、頭を働かせて考えてばかり。

1日の内に一度でも、思考をストップさせて、

「考える」のではなく「感じる」ことができる

リラックスする時間を持てるとよいですね。

「未知の窓」。自分自身も知らないのですから、

わくわくしながら、少しずつ開けてみましょう。

潜在能力が高められ、未知の世界が広がります。

 

 

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