「コミュニケーションで一番大切なことは
相手が口にしない言葉を聞き分ける力である。」
オーストリア出身の経営学者ピーター・ドラッカーの
言葉です。
ご本人自らは「社会生態学者」と名乗り、
組織や個人のマネージメントなどについての
本を数多く残していらっしゃいます。
そのドラッカーの著書『経営者の条件』を
分かりやすく小説にされた吉田麻子さんの
講演会に行って参りました。
私はドラッカーの知識がほとんどなく、
本も読んだことがありませんでしたので、
とても良いきっかけを頂きました。
実はカラーを専門としていらっしゃる
吉田さんがどのようにドラッカーに出会い、
人生にどう生かしていらっしゃるのかというお話で、
やはり、その中にヒントがたくさん詰まっている
ということを知り、これから本を読むのが楽しみです。
冒頭の、相手が口にしていない言葉を聞き分ける
って、とても難しいこと。
表に出た言葉でさえ、解釈のズレが生じでしまうと
コミュニケーションがうまくとれなくなって
しまうのですから、口にしていない言葉となったら、
相当お相手を観察し、心の内を知れるような
信頼関係を築かなければいけませんね。
とはいえ、難しく考えずに、とにかくお相手への
思いやりの心を忘れずにいることが
大切なのだと思います。
その思いやりの気持ちから、
見えてくるものが必ずあるはずなのですから。