感謝の心を常に持ちましょう、とか
小さなことにも感謝できるようにしましょう、
などとよく言われることですが、
「感謝」とは何でしょう。
辞書には
「ありがたく感じて謝意を表すること」(広辞苑)
「自分に対する好意や親切を
ありがたいと思うこと」(明鏡国語辞典)
などと書いてありますが、感謝というのは、
自分が何かを得られたこと(どんなに小さなことでも)、
得られている状態に対して、素直に有り難いと
感じる気持ちです。
ですから、人から直接与えられたことや物だけでなく、
今ある状況、状態、物など、「ある」ということを
認識することによって、心が満たされる状態なのです。
そうすると、その今「ある」という満たされた
エネルギーがまた同じような事象を引き寄せ、
また有り難いことが起きるという
良い循環が生まれてきます。
でも、もしそのように、有り難いという気持ちを
なかなか持てず、不平や不満、怒りなどを常に
持っていたとしたらどうでしょう。
やはり、似たようなエネルギーを持つ人、あるいは物、
事柄を引き寄せることになってしまうのです。
不平、不満を持っても、良いことは何も起こりません。
一方、感謝する、有り難く思う気持ちというのは、
心の内側をしっかりと良いエネルギーで満たして
くれますので、その心の内側でも、良い感情、
心地よい感情をまた生み出すサイクルも出来てきます。
是非「ある」を意識して、実感してみて下さいね。