インクルーシブ教育とは、簡単に言うと、
子供たち1人ひとりが多様であることを認め、
障害がある子もない子も、通常学級で、
共に学べる教育のことです。
でもそれが簡単にはいかないから、学校の先生方も
理想の教育と学校の体制、社会の教育システムの間で
悩まれたり、試行錯誤をされているのだと思います。
本日は「インクルーシブ教育」のこれからを考える、
というテーマの学校の先生方のお勉強会にお招き頂き、
私の立場から、お話をさせて頂きました。
私自身、以前、小学校の特別支援学級にボランティアで
支援のお手伝いに行っていたことがあり、とても
考えさせられることが沢山ありました。
そこから離れて何年も経ちましたが、
支援が必要な子たちをとりまく環境はあまり変わらず、
これからの社会はどうなるのだろうかと危惧するほどです。
学校は、社会の縮図であるとも言われています。
10年後、20年後にどういう社会を作っていくか、
ということを学び、考える場でもあります。
そこに排除はあってはならず、共に生きる場でなければ
ならないはずなのに、それが難しい現状があるのは、
社会の一員として人ごとではないように思うのです。
国にはトライアングルプロジェクトと言って、
家庭・福祉・教育を強く連携させていく体制を
考えているようですが、それが理論上だけでなく、
現実味を帯びて欲しいなと思います。
そして、私たち個人ができることと言ったら、
やはり、自分を認め、他人を認めて、
「自他共に思いやりのあるコミュニケーションをとる」
という私が最も大事にしていること
なのではないかと思うのです。