世の中には時代と共に変わってくるものと、
変わらずに受け継がれるものがあります。
本日、高校でマナーの授業をしました時に
生徒たちと「名前」の話になり、今100歳を
超える方々のお名前、私ぐらいの年齢の
方々のお名前、そして私の子どもぐらいの
年齢（20代〜30代）、今の若い子たち・・と
お名前の傾向がどんどん変化してきているのを
改めて認識し、私自身もとても興味深く
感じるところです。
初めて会う生徒たち、あるいはたまにしか
会わない生徒たちの名前を覚えることは
難しいのですが、それでも、随分可愛らしい
お名前ばかりだわ・・と感心してしまいます。
余談ですが、そういえば、かの有名な
イーロン・マスク氏の最近生まれたお子様の
お名前は記号のような感じ。
先を行く方の考えはやはり斬新です。
でも、これからの未来、名前が記号に
なっていくこともあり得るかもしれませんね。
話が逸れましたが、そのように、
名前一つ取ってみても、時代とともに
かなり変化し、そして今後も変わっていく
のだと思います。
でも、そのお名前に込める親御さんの想い
というのは、どの時代も変わらず、
愛と優しさに満ち、そして、幸せな生涯を
願う気持ちに溢れています。
私たちはその親から頂いた名前を大事にし
そして受け継がれたその命も勿論、
大切にしなくてはいけません。
それはご先祖さまを大切に想うことにも
繋がり、生きていることへの有り難さ、
見守って下さるそのご先祖様や神様、
そして宇宙の存在にも感謝することが
大事なのです。
日本のマナーの原点はそこにあり、
それが次第に目の前のお相手に対して
不愉快な思いをさせないように、
心地良い時間を共に過ごすことができる
ようにするために、様々なマナーの
形が出来上がってきました。
ですから「形」も大事。
そしてそれに伴わせる「心」も
大事なわけです。
本日は２学期最初のマナー授業。
お箸が転がっても可笑しいと笑う
年代の高校生たち。
私も沢山のエネルギーを頂きました。
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