今日から29日まで、七十二候の『桜始開』(さくらはじめてひらく)。
今年の桜前線は21日に東京からスタートし、
次々と開花宣言されていますので、暦通りという感じです。
いわきは開花予想が4月に入ってからなので、もうしばらく
お預けですが、いずれにしましても、日本人皆が満開の桜を
心待ちにする季節になりましたね。
夢のように美しく儚いこの桜は、夢見草(ゆめみぐさ)とも呼ばれ、
古来から日本人がどれほどの想いを寄せ、愛でるお花かということが
この別名からも伺えます。
儚いからこそ、その美しさを存分に楽しみ、慈しむ桜。
多くの歌人が詠んでいるように、人生も同様です。
限られた人生、与えられた時間の中で、どのように美しく
過ごすことができるか。
それは決して見た目のことではなく、
どのように咲いていることができるか、というあり方を考えて、
実践していかなければいけません。
これから咲く桜の美しい姿を眺めながら、
これからの自分自身の佇まいも考えて参りましょう。