書道家の金澤翔子さんが一人暮らしを始められて、
自立した生活を送っているご様子をテレビで見ました。
でも、ダウン症の方が1人で生活するのはとても大変なこと。
生活するということは、お料理やお掃除、お洗濯だけではなく、
他にも、やらなければいけないことが沢山あるからです。
ですから障害があるということで、一人暮らしをするのは
無理だと、何となく周りが決めてしまっています。
もちろん、安全性や生活能力などをきちんと見極め、
自立するというその意思があることなど、ある程度の条件が
整っていないといけませんが、それでも、やってみるからこそ
引き出されていく能力は、人間にはあるのですね。
翔子さんはもちろんのこと、お母様によるこの決断に感動致しました。
私たちも自分自身の限界を、最初から決めてはいけません。
自分は大体この程度、という能力の限界を決めてしまえば
それまでかそれ以下でしかなり得ないのです。
何でもやりたいと思ったことは、やってみなければ、
出来るか出来ないか分かりません。
まずは一歩を踏み出して、やってみる!ということが大事ですね。
久しぶりにいわき市にある『金澤翔子 美術館』に
足を運びたくなりました。
東日本大震災の復興を願い作られた美術館です。