音楽は、プロではない限り、
生活に直接必要なものではないかもしれませんが、
心の支えにも、心の安らぎや癒しにもなるもの。
本日は、日本を代表するピアニスト小山実稚恵さんの
ピアノリサイタルに行き、潤いのひとときを
過ごすことができました。
彼女の演奏を聴いたのは、約25年ぶりぐらい。
チャイコフスキー、ショパンの二大コンクールに入賞した
唯一の日本人ピアニストとしてお名前が大きく世に出て、
注目されていた頃と変わらないしなやかさと力強さに
繊細さと深みが増したような気が致しました。
いわきのコンサートホール10周年記念リサイタルですが、
当初、ピアノの選定をされたのも、震災後、休館を経て
またピアノに命を吹き込んだのも、小山さんでした。
奏でられる音が、聴き手の心の奥に魂となって響く音楽は
やはり、なくてはならないもの。
ショパンは若い頃と晩年の曲というのは一貫していて、
特別の美意識があり、シューベルトは、心の繊細な表現に
重きをおき、ベートーヴェンは、密な精神を表現するのだそう。
私には難しいことはよく分からないのですが、それでも
前向きになる力を与えてくれる音楽。
有線やCDで音楽をかけながら、余裕がない日々でも
好き♡を生活に取り入れることは大切・・と
改めて思いました。