段々、草花の息吹が強く感じられ、
生命力がみなぎる季節になって参りました。
地上から仰ぐ大きな木々は、大地を守り、
私たちを包み込んでいるように感じますが、
高いところから新緑を眺めるその景色も
また美しく、心癒される思いが致します。
私たちは、生きていれば、
良いことばかりでなく、失うものもあり、
辛く悲しいこともあるかもしれませんが、
失ったところには、必ず、何か新たなものが
入ってきます。
でも、これは、失ったものに執着せず、
前を向いて、流れに身を任せるぐらいの
気持ちでいられるようになればです。
健康を害せば、健康の有り難み、
怪我をすれば、怪我をしなかったところへの
感謝の念。
若さが無くなっても、それまで培った経験と教養を。
立場を失っても、磨いてきたスキルと人脈で
また新たな事業展開ができるかもしれません。
ですから、失うということを決してマイナスに
捉えず、必ずそこに何か別の意味あるものが
入ってくると信じて、過ごして参りましょう。
寒さで心に穴が空いたとしても
必ず暖かな風と癒しがやってきます。
春はそういう気持ちを後押ししてくれる
嬉しい季節でもありますね。