もしイライラしていたり、カリカリしている時に
何かを言わなければならなかったとしたら、
そのまま声を発すると、そのイライラは
声に乗ってお相手に伝わってしまいます。
言葉もきつくなってしまうか、あるいは、
言葉足らずになっていまうとか、
とにかく、良いことは何もありません。
何かを伝えたい時、伝えなければいけない時、
要するに、誰かに向けて言葉を発する時は、
自分自身は穏やかで、心が落ち着いている状態で
いなければいけないのです。
そのためには、もしイライラしているのであれば、
腹式呼吸で、息をしているということを意識し、
まずは呼吸を整えることが大事。
そして身体全体に酸素を行き渡らせます。
すると段々、息だけではなく、心も整ってきます。
お相手のために優しい言葉をかけるのは
大切なことです。
それには、まず、自分に優しく出来ることが必要。
そして自分に対して優しくなれ、
リラックスして心穏やかになれば、
自然とお相手にも優しくなれるのです。
本日はそのようなお話をたっぷりしながら
ヴォイス&スピーチレッスンを行いました。
歳を重ねるにつれて、声の質や出し方も変わってきます。
少しでもトレーニングによって、声の老化を防ぎ、
艶のある声で素敵な言葉を使っていけると良いですね。