物事がうまくいかなかった時や、失敗してしまった時、
反省することも、もちろん大切ですが、
過去に囚われすぎて、自己否定してしまっては、
次になかなか進むことができません。
事実は事実として受け止めて、「次は頑張ろう!」
という気持ちの切り替えも必要です。
「雨ならずして花猶落つ 風無くして絮(いと)自ら飛ぶ」
という禅語があります。
雨など降らなくても、咲いた時から花は落ちる運命にあり、
風が吹かなくても柳のわた毛(種)は、時がくれば、
自ら飛んでいく。ということです。
物事には、理屈ばかりに囚われても、
どうしようもないこと、仕方がないこともあります。
大した原因は無くても、うまくいかない時はうまくいかないし、
何か物事が起きる時には、起きてしまうこともあるのです。
反省することばかりになってしまって、迷いや不安ばかりが
出てきたのであれば、それは、何の解決にもなりません。
人は必ず成長するもの。
雨が降って落ちるお花もあるけれど、
雨が降らなくても落ちる運命にあるお花。
我が家も、そろそろ植え替えしないと、と思います。
これからの冬に向けて、寒さにも強いお花を植えると、
またそこから自然の強いエネルギーを受け取れます。
自然が四季とともに循環しているように、
私たちも、様々な経験をしながら成長し、
そして、前に進んでいける力があるはずです。