マナーを知る時に必要な 例外

 これから年越し、お正月という大きな行事が

ありますが、これは地域や家庭によって様々です。

年中行事や風習、生活様式など地域それぞれで異なり、

また時代の変化とともに変わってくるものもあります。

そして日本の中での地域による違い、また国同士の

文化や価値観の違いなどがあるからこそ、

その異なる価値観やライフスタイルの人たちが

集まることがある時、心地よい人間関係を築くために

共通のルールが必要になるわけです。

それが世界共通の国際儀礼であったり、

その地域社会におけるマナーだったりします。

でもだからと言って、ただただ、その形式を知れば良い

というものではなく、必ず、何故そうするのか、という

理由をしっかりと理解しておくことがとても重要なの

ですが、そこが疎かになってしまって、ルールや形式

さえ知っていれば良いという考えの方がいらっしゃると

とても残念に思います。

 やはり、全ての根底にあるのが

お相手に対する「思いやりの心」です。

プライベートにおいてもビジネスにおいても

マナーのいわゆるマニュアルにはない例外がたくさんあり、

むしろその例外を臨機応変にできてこそ、

マナーを身につけていると言えるのですね。

 その場所やお相手がどのような状況なのか、

自分はその場では、どのような立場に置かれているのか、

そして、お相手にとって心地よいと思えることは何か、

瞬時にして考えるべきことは実はたくさんあります。

それはルールではなく、自分のこれまでの経験や知恵、

そしてハートなどを総動員してベストな方法で

振る舞えるようにすることが大切なのです。

レッスンでも、たとえ形としてのマナーを学んでも、

その根底にある大切なこと、その先にある大切なことまで

心を配ることができ、人としてのあり方を大事にできる

ようになって頂きたいといつも思います。

 今のこの世の中が大きく変わる時代でも、

便利な世の中になったとしても、いつの時代でも

必ずどのような形であれ、人と人との関わり合いが

あります。ですから自分よがりの振る舞いにならず

常に他者の存在を大事にして、思いやりのある態度で

接することが出来ると良いですね。

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この今年最後の月の過ごし方で、新しい年の迎え方も

変わって参りますから、2020年の振り返りのヒント

として、ご覧頂けましたら嬉しく思います。

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