日本語が得意って素晴らしい

 得意な教科は? と尋ねると、

算数、理科、英語、社会・・

音楽、体育、美術・・・という答えが

返ってきます。

「国語」と言う子はまずいません。

手前味噌になってしまいますが、

例外として、国語脳トレーニング教室に通っていた

子ども達に限り「国語」と言ってくれます。

 今日、外出先でばったりと以前小学生の時に

通ってくれていた子に会いました。もう高校3年生。

時の流れの早さに驚きますが、今後の希望進路を

聞くと、日本文学部に進みたいそうなのです。

その礎が小学生の時のレッスンだったと話して

くれると、本当に嬉しくなります。

この女の子は英語も出来ます。

他の教科も問題ありません。

でも一番好きで得意なのが国語なのだそうです。

 国語というのは、日本では、当然ですが

日本語のことです。

日本人であれば、誰でも日本語を話すことが

出来ます。それは生まれた時から日本語の環境で

育っているからです。

でもそれを胸を張って得意だと言える人が

どれだけいるのでしょうか。

言語はあくまでもツールですが、母国語だけは

異なります。

ツールとしての役割だけではなく、文化、哲学、

歴史までも含まれるのです。

ですから、日本人であるならば、その日本語を

大事にして、大切に扱い、丁寧に使わなければ

いけないはず。

そして英語の表現力の前に、日本語の表現力を磨き、

美しい日本語に触れて、自分が使う日本語が

少しでも深みを増すことが出来たら素敵ですね。

私自身もこれからも日本語を丁寧に扱い、

日本語が得意だと胸を張って言えるようにして

参りたいと改めて感じました。

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