伝えるというのは結構難しいものですが、
今日は基本中の基本のコツをお話いたします。
英語は最初に主語と述語を言いますから、
そこさえ聞き取ることが出来れば何とかなりますが、
日本語は、述語が最後にありますので、
最後まできちんと聞かないと、文章を理解することが
できません。
ですから、伝える側は最後まではっきりと言うことや
あまり長々と文章を言わないように気をつけなければ
いけないのですが、そこがうまく出来ていないことも
多々見受けられます。
日本人は曖昧な意思表示をする傾向もあるため、
語尾までもが曖昧になってしまうことがあると、
誤解を生む可能性が高まります。
そしてまた、丁寧に言おうとするがために、
◯月◯日までにお送りいたします。というところを
◯月◯日までにお送りさせて頂きたいと思います。とか
ご協力をお願いいたします。というところを
ご協力をお願いいたしたいと思います。とか
早急に進めて参ります。というところを
早急に進めさせて頂きたいと考えております。などと
文章を長くして伝えているのもよく見聞きしますが
お相手に伝えるにはシンプルにする方が伝わりやすい
ものです。
敬語も二重敬語、三重敬語にならないように
注意が必要ですし、日本語の語尾にくる述語を
上手に使ってお相手に分かりやすく伝えたいですね。
そして時々気になるのが、語尾を伸ばす話し方です。
主に女性に多いのですが、今日耳にしたのが
「こんにちは〜〜。」「お久しぶりです〜〜〜。」
「よろしくお願いしま〜〜す。」
「そうなんです〜〜〜。」
「ありがとうございま〜〜す。」
もう、どれだけ伸ばすのかしら?と思うほどでした。
文字で書くと、自分はこんなには伸ばさないわ・・と
思われるかもしれませんが、これは自分では意外と
気が付かないものなのです。
親しみを込めているという場合もあるかもしれませんが、
でも大人の話し方として改めて意識改善しておくことは
大切です。
語尾ははっきり、ゆっくり、丁寧に、そしてシンプルに
言うことで、お相手に分かりやすく、そして心地よく
伝えられると良いですね。
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