観察力と洞察力

 物事をよく見る目を養うことは大切ですが、

どのように見るのかで心の持ち方もは変わってきます。

観察というのは、物事の真の姿を間違いなく理解しようと

よく見る(広辞苑より)ことで、目に見えるものや情報を

しっかりと拾うことができるのが観察力。

洞察というのは、よく見通すこと、見抜くこと(広辞苑より)

なので、目に見えないことを想像力などを働かせて、

見えるようにする力が洞察力です。

 ですから、もちろん事実を正確に把握するためには、

しっかりと観察できる力も大事なのですが、さらに

もう一歩踏み込んで、目に見えないところまでを

見通せるようにする力があると、人間関係においても

非常に役に立ちますし、気持ちが楽になることも

あるかもしれません。

 物事を見た時に、私たちはどうしてもその見えた情報

だけで判断しがちで、それに惑わされてしまうことも

よくあります。でもそれが真実ではないこともありますから、

目に見えないところのものまで見えるように、様々な視点で

その目の前の事柄を捉えられるようにしたり、

想像力を働かせることが大事なのです。

見えないところの方が多くの情報が含まれていて、

かえってそちらに大切なことがあったりします。

 人との関わりの中でも、お相手のことをよく見ながら

コミュニケーションをとることは基本にありながら、

もし、お相手が自分の思っていた反応をしなかったり、

思いがけない反応にストレスを感じてしまうことが

あった場合に、洞察力、想像力があれば、その方の

裏の事情を慮ることができることもあるでしょうし、

勝手な想像だとしても、起こった出来事の背景にある

理由まで理解することができれば、イライラすることなく

より良い人間関係を築いていけるようになるはずです。

 観察力に加えて、洞察力も身につけられるように

意識的に心がけて参りたいですね。

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今回も月初めですので、拙著『夢の音読』から抜粋して

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